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ミラノセントラル駅ファサード | ||||||||||||||||||||||||||||
ミラノCentral駅は大晦日の慌ただしさで早朝だが大変な混雑。 2005年のイタリア旅行ではニースから、ここミラノCentral駅に到着して荘厳な駅舎に感動したのが昨日のことのように思い起こされる。 立派な駅舎は昔のままだが、当時はホームに上がる大石段があったが、取り除かれて全てエスカレーターに代わっていて、味気ない感じになっていた。 改札口前で掲示板の列車のホームの表示を待つ。30分ほど待ってやっと表示が出る。 |
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ミラノCentral駅構内 | ||||||||||||||||||||||||||||
ミラノ発8:45分フレッチェロッサ(FrecciaRossa)号 ヴェネチア行き。 予約席は3号車で、長~い列車でホームのだいぶ先まで歩いて乗車。 |
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この旅行でミラノ~ベネチア区間だけ一等車を予約した。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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車内で飲物&クッキー&幼児おもちゃのサービス付き。 大晦日の列車はほかには女性が一人だけ。その方もヴェローナで下車してしまいヴェネツィアまでこの車両はうちの5人だけ。 |
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シェークスピア:ロミオとジュリエットの舞台「ヴェローナ」を通過。 | ジュリエットのバルコニー | |||||||||||||||||||||||||||
午前11時過ぎ、間もなくヴェネチア駅に到着する。 ヴェネチアは島の集まりなのでイタリア本島から海の上を橋を渡って入っていく。 |
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1955年『旅情』サンマルコ広場でイタリア人男性と出会うシーン。当時は8㍉カメラの時代。 | ||||||||||||||||||||||||||||
キャサリン・ヘップバーン主演(旅情) |
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1955年映画『旅情』冒頭 でキャサリン・ヘップバーン扮するオールドミスの女性がオリエント急行に乗って念願のヴェネツィアへ入っていく場面と同じ左側方向から撮影↓ | ||||||||||||||||||||||||||||
昔のオリエント急行の列車より、現代のTrenitalia(FrecciaRossa)号の方がずっと立派。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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11:10分ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅に到着。 天気予報では深夜から明日元旦朝は雨の予報。今はまだ雨ではないがどんより曇り空。 |
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サンタルチア鉄道駅の駅前広場がバポレット(水上バス)乗り場。 一回券5人分購入 x7.5€=37.5€ 5000円位か。ルート1番のバポレットに乗船。 |
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バポレット(水上バス)は運河の両側をじぐざぐに止まりながら、降りる人、乗る人を拾いながらゆっくりと進んで行く。運河の両側に建つ歴史的建造物を眺めながら、観光船のようで素晴らしい景観を満喫できる。下船予定の、サンマルコフェリー乗り場までは40分くらいかかって到着。 街の中心だけにここは乗降客が一番多くトランクを転がしながら下船する。 |
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バポレットチケット |
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船着き場からサンモイゼ教会前にある、ホテルまでは歩いて5分くらい。 2つ並んで建つ、姉妹ホテルのそれぞれに2部屋を予約した。 K&Mが(Hotel Anastasia)のツインルーム。 子供&孫たち3人が(Hotel Violino D'Oro)のトリプルルーム。姉妹ホテルなので朝食はD'Oroの方で一緒にする。 |
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子供&孫たち3人/HotelViolino D'Oroレセプション | ||||||||||||||||||||||||||||
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K&MHotel Anastasiaレセプション | ||||||||||||||||||||||||||||
ホテルの前にサンモイゼ川のゴンドラ乗り場がある。 2005年来た時宿泊したサンモイゼホテルはこの川岸すぐ上で歩2~3分の所にあった。 |
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今にも雨が降ってきそうなので、荷物を部屋においてすぐ散歩に出かける。 まずヴェネチアの中心、サンマルコ広場へ。 その先にある『ため息橋』 |
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運河沿いを歩いて行くと、ちょうど明日夜予約しているレストラン「Taverna Scalinetto」の近くまで来る。 そのレストランで昼食をしていく。 |
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レストランTaverna Scalinetto。 | ||||||||||||||||||||||||||||
ミラノを早朝発って、列車の移動や散歩で、この時すでにMの体調は相当だるく辛そうになっていた。 | ||||||||||||||||||||||||||||
昼食を早めに済ませた後、子供たちとはそこで別れMと二人ホテルに戻る。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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12年前来た時泊まった「サンモイゼ・ホテル」は今夜の宿泊ホテルからすぐ先だったのでちょっと寄ってみる。 今も営業中で昔を思い出しとても懐かしかしかった。 |
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2005年宿泊したサンモイゼ・ホテル↑ | ||||||||||||||||||||||||||||
☜ 右前建物の壁が禿げた様子も 12年前宿泊当時のまま |
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思い出にひたりながらホテルに戻る。部屋に入るとMは疲れた様子ですぐに横になる。 フロントにいって体温計を借りてきてMの体温を測る。38.0℃これはだるいはず。 寒気と頭痛と咳もだんだんひどくなりもう大晦日どころではない。ベッドでひたすら休むしかない。子供たちが心配しながら散歩から帰り、出発前に準備していた風邪薬をもって部屋に寄る。 具合を説明しながらすぐに薬を飲ませる。 |
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大晦日。ベネチアの年越しセレモニーをとても楽しみにしていたMが可哀そう。 Mと二人夕食もキャンセルしてベッドで休んでいるといつの間にか寝入ってしまう。 もう大晦日のサンマルコ広場お花火見物は諦めていたが、ふっと目を覚ますと23時50分! Mに「ちょっと行ってくるけど大丈夫」と声をかけると「どうぞ、行ってきて」と力なく励まされ大急ぎでしっかり厚着をして、一人でサンマルコ広場へ向かう。 一緒に年越しする予定だった子供たちは今どうしてるのか考える時間もない。 |
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ホテル前の石橋を渡りサンモイゼ教会広場を過ぎ.... | ||||||||||||||||||||||||||||
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細い路地を進むとサンマルコ広場は目の前、急いで部屋から数分で到着。 まだカウントダウンには間に合ったみたいだ。 |
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広場前はやはり大晦日、みんな晴々華やいだ顔、顔、顔。イタリアも日本も同じ。 この一瞬はベッドで横になっているMの事をすっかり忘れて群衆の中に入り年越しの雰囲気に浸る。 |
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サンマルコ寺院の前は、花火のあがる港方面まで人の波とてもで進めない。 | ||||||||||||||||||||||||||||
ここで年を越したみたいだ。 あっちこっちで歓声とカップルがキスしあうセレモニーがそこかしこで始まった。 隣にMがいないのがとても淋しい。普段けんかばかりしていてもやはり夫婦は元気で仲がいいのが一番。2017年と2018年にかけて、こんなところで妻の存在のありがたさを感ずるとは。 |
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花火は広場からでは人の頭しか見えない。 場所を裏通りに移すことにする。やっと見えてきた花火は、日本の花火を見ている目にはささやかに見える。 |
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ひとしきり花火を眺めたふっと我にかえって、子供たちは大晦日どうしてるのだろうかと思いながら... Mの待つホテルへ急ぎ帰る。 |
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帰り道、仮面のカップル発見。写真をお願いすると気もよくポーズをとってくれた。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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ホテル前の通りは、年越しを楽しんで家やホテルに帰る人たちがいっぱい。 | ||||||||||||||||||||||||||||
2018年元旦午前0時過ぎのホテル前サンモイゼ教会とゴンドラ乗り場。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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部屋に戻るとベッドの中から「どうだった?」と力ないMの声。「うん、人はいっぱいだけど花火はたいしたことなかったよ」と写真を見せる。 するとスマホに娘たちから「母の具合どう?花火見てきたよ」とメール。 なんだ行っていたんだ。父も一人で行ってみてきたよ、明日は母と父はゴロゴロしてるので、そっちはそっちで楽しむようにと返信する。淋しい年越しだったがこれもいい思い出として残ることだろう。 |
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ヴェネチアの元旦の朝。 昨夜の大晦日はMもゆっくり休んでもなんとか朝ごはんには起きられた。 Hotel Violino D'Oro一階レストランへ。 全員で「明けましておめでとう」の挨拶と、新年の振る舞い酒なのかシャンパンもついたイタリア風おせち料理?をいただく。 |
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2018年元旦。 雨模様なので朝食後は自由行動ということで解散する。部屋にいるとメールでサンマルコ広場が水没してるよと娘から報告がある。珍しい光景を見たくなり、しばらくして出かけてみる。 |
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昼過ぎ行ってみると、サンマルコ広場の水没を見たかったのだが、水は引いて普通に歩けてしまう。 拍子抜けだったが雨のヴェネチアも写真に残そうと歩いてみる。 |
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傘もささずに歩く人も結構多く、外人さんの身体は丈夫にできてるのかなあ。 | ||||||||||||||||||||||||||||
こんな水没した景色を 想像していたのだが.. |
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2018年元旦・雨のサンマルコ広場.鐘楼 | ||||||||||||||||||||||||||||
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サン・マルコ寺院も雨にけむって寂しそうな風情。 1807年からはヴェネツィア大司教座が置かれているので正しくは「サン・マルコ大聖堂」。 |
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この雨の中鐘楼にのぼる人の行列が出来ていた。みな元気。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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雨のドゥカーレ宮殿(ヴェネツィア共和国の総督兼政庁であった建造物)昨夜は人の波で埋まっていたが今は閑散としている。 | ||||||||||||||||||||||||||||
サンマルコ広場脇の裏通り。 Violino D'Oroホテル前の通り |
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元旦一度水没したそうだが海水は引いてしまった広場を見学した後ホテルへ戻る。 タダオ君たちとは今日でお別れだ。 Mは熱も幾分下がってきていた。具合を看ながら明日のフィレンツェ行く準備をする。 |
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2日フィレンツェ移動の朝、昨夜はゆっくり休めたのかMは4時頃起きて髪を洗い出発準備。 風邪は小康状態。7時隣のHotel Violino D'Oro一階レストランへ。朝食。 |
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8時フロントに、お礼を言って体温計を返す。フランスに帰る娘とタダオ君の二人は遅いチェックアウトになることを伝え、清算を済ませる。814.9€ 3階に宿泊しているタダオ君の部屋へ寄っていく。ここで娘とタダオ君とはお別れ。淋しそうな娘に送られて船着き場へ向かう。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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ヴァポレットに乗りサンタルチア鉄道駅へ。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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ローマ/スペイン広場 近くにあるスペイン大使館にちなんで命名された |
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