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知恩院・雪の大晦日 |
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お正月を旅先で過ごすのは初めての経験、混雑して割高なこの時期に行く人の気が知れないと今まで思っていた。ひょんなことから、今度はあきれていた側に身をおく事になってしまった。京都に行こうと決めたのも暮れの12月初めでそんなに予約が難しいのとはお正月旅行初心者には理解できなかったがなんとか新幹線往復切符と併せて希望の宿の大晦日と元旦の宿泊予約をとることが出来た。 |
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31日午前7:00時 東京駅で娘たちと待ち合わせして7:33発の新幹線で京都に向かう。 大晦日のすごい混雑を予想していたが東京駅は思ったほどの混雑もなく、小田原あたりで満席になるまでは2〜3割も空席があった。 発車してまもなく持参のお弁当で朝ごはんにする。 関西は雪の予報だったが嘘のように車窓からは冠雪した富士山が日本晴れの真っ青な空の下にそびえてとてもきれいだ。 10:15分京都に到着する。外は予報通り雪が舞っていてとても寒い。初め伏見稲荷に行くのでJR奈良線に乗換えて稲荷駅へは5分くらいで着いて、改札を出ると雪の舞う中に伏見稲荷の赤い鳥居が見えていた。 傘を差し表参道を進むとすぐに本殿があり、まもなく年越しだが今はまだ大晦日、1年のお礼参りをさせていただく。 お稲荷さんらしく鳥居の両側ではおきつねさんが参拝客を迎えている。さらに進むと伏見稲荷の代名詞千本鳥居が参拝客を向かい入れている。 |
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![]() ![]() 伏見稲荷 |
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二つに分かれた鳥居の左側からお参りして帰りは右側から出てくるようだ。 進むにつれて鳥居も大きなものに変わってどこまでも続いている。 さらに石段をあがって行くと新池(谺ヶ池・こだまヶ池)にでる。雪山に囲まれた池は墨絵のように美しい、まだまだ上には堂宇が続いているようだったが新池の先にある熊鷹社にお参りして下に戻ることにする。 入口付近に戻り本堂横のお店で3匹並んだ招き猫のお守りを買う。 帰りは京阪電車で京都に出るので、京阪ふしみいなり駅へ歩いて行くと途中にのぼりを立てた酒屋さんがあり引き寄せられるように入ってみると、酒どころの伏見らしく地酒が並んでいて奥さんにお勧めを聞いてお屠蘇用に一本買う。 情緒のある駅舎のふしみ稲荷駅から京阪電車に乗って祇園四条まで行きそこから雪の四条通りを歩いてホテルに向かう。 |
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![]() 日航プリンセス京都ホテル |
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今日の宿泊は日航プリンセス京都でチェックインが13時からでなのでロビーで待ってチェックインして部屋に荷物を置きお昼を予約していた 木屋町の温石左近太郎という店へ食事に行く。 |
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![]() 『左近太郎』 |
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木屋町通りはすっかり雪景色で雪の京都はなかなか風情がいいと思った。『左近太郎』は桂小五郎ゆかりの幾松の数件先にあり京都の町屋らしく狭い間口の奥まったところにある玄関から入り2階の小部屋に通される。 料理は一品一品運ばれて丁寧に手の込んだ割に値段は格別割安でとても良心的だった。 |
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食事が終わって四条通りに戻り錦市場に行く。今夜はこことデパ地下でいろいろ食材を買い込んでホテルの部屋で紅白歌合戦を見ながら食べる事にしていた。 |
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錦市場と大丸地下で買い物した食材をホテルに置きに行った後、清水寺の夜景を見るために外に出る。雪は降り続き止む気配もない。 ホテルからは地図の通りだと松原通りひたすら真っ直ぐ行くと清水寺だ。 |
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松原通りから清水寺へ | |||||||||||||||||||||
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暗くなった雪の舗道を何度もすべりなが5時半頃やっと清水寺・仁王門前に到着。18時閉門なので急いで雪夜の舞台や京都の夜景をみながら音羽の滝に降りひと回りしてくると下からライトアップされ幻想的な三重塔が見える。 日の暮れた闇の雪景色の清水寺は舞台やそこから見える宝石箱のように輝く京都市内の景色まで今までに見た事のないものでとても感動した。 |
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![]() ライトアップされた清水寺三重塔 |
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清水寺からは予定では高台寺〜八坂神社と歩くつもりだったが雪で足元が滑って危ないので東大路通りまで坂を下ってそこでタクシーにのって八坂神社前を通ってもらいホテルに帰る。 ホテルでお風呂に入り、紅白歌合戦が始る頃に錦市場やデパートで買った料理やワインを広げてテレビを見る。 紅白もたけなわな9時過ぎに一足早い初詣に出かける。 |
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先斗町から知恩院〜八坂神社へ |
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夕方の雪も降り止んでいて四条通りから八坂神社が見える手前を先斗町に入って散策する。『富士の高嶺に降る雪も、京都先斗町に降る雪も、雪に変わりがあるじゃなし、とけて流れりゃ皆同じ♪♪』マヒナスターズだったかな、お座敷小唄がくちをついて出る。先斗町から三条通りに出てしばらく歩き知恩院に向かう。 |
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![]() 知恩院・NHK『ゆく年くる年』の冒頭で見てきたばかりの知恩院が映し出された。 |
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雪の知恩院の参道は小シャンゼリゼ通りの如く両脇をライトが照らしてその正面に威風堂々とライトアップされた山門は見事なまでに美しい。16人のお坊さんが撞く日本三大梵鐘の除夜の鐘を見るつもりが、2時間も待たなければならないというのでやめて八坂神社へ行く。 |
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![]() おけら参りは「おけら木」から火をもらい、回しながら持ち帰りその火でお雑煮を炊く。 |
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八坂神社境内に入ると一年の無病息災を祈る吉兆縄に火を灯すおけら参りが始っていてすごい人。 おけら木の燃える周りで縄を下げて売っている神社の人から700円で縄を買い火をつける。 |
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![]() 四条通り祇園交差点から見た八坂神社 |
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八坂神社のおけら参りというのは大晦日恒例の行事で奉納された「おけら木」を燃やしてそこから境内で売られている縄にもらい火をして持ち帰りお雑煮をたいたりして無行息災を祈念するというものだ。熊手のお飾りと、縄を買ってもらい火して回しながらホテルまで持ち帰る。ホテルに持ち込むのは無理なので手前で消して縄はお土産にする。 |
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